下水道は、身近な存在であり、その役割や機能の理解を通じて生活環境から地球環境までの幅広い環境問題にも関わっており、下水道分野においても環境教育の充実に貢献していくことができることが多いと考えられます。
学校における環境教育は、社会科や理科を中心に、その内容の充実が図られているほか、総合的な学習の時間においても多くの学校で取り組まれており、その一層の促進のための施策が講じられています。
このため、国土交通省では、学校(特に、小学校)をターゲットとし、小学校教育に下水道を取り入れてもらえるような仕組みを検討するために、「下水道分野における環境教育の推進に関する懇談会」を設置し、検討を行ってまいりました。
懇談会では、小学校における環境教育に関するニーズや課題を踏まえながら、各教科のカリキュラムに応じたわかりやすい教材づくりと、現地での活動を含めた実際に下水道を素材とした環境教育を具体化するためのプログラムづくりを軸として検討を行っております。